『ツール!』『ニッペン!』などで知られる大谷アキラの代表作の一つ。原案は夏原武、脚本は水野光博。現代日本の不動産業界が舞台。地鎮祭で祠と石碑を壊したことをきっかけに嘘がつけなくなった、登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地が、正直な営業で顧客と向き合う物語。新入社員の月下咲良と共に、不動産取引におけるさまざまな問題に立ち向かっていく。本作は、地面師詐欺やサブリース契約問題など、実在の社会問題を取り入れた社会派ビジネス漫画である。オーナーチェンジ物件、定期借家契約、リースバックといった不動産取引の専門用語や商習慣をリアルに描き、不動産業界の闇を暴いている点が特徴。小学館「ビッグコミック」2017年12号から連載。テレビドラマ化され、第1期が2022年4月から6月まで、第2期が2024年1月から3月まで放送された。その他、ドラマスペシャル版も存在する。