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おすすめ マンガ一覧

アオアシ

小林有吾の代表作で、初の週刊連載作品。コミックス1巻から17巻の原案・取材協力はスポーツライターで漫画原作者の上野直彦、18巻からは監修をスポーツライターの飯塚健司が務めている。また、34巻からは協力という形で元プロサッカー選手の中村憲剛が作品に携わっている。本作は、愛媛県の公立中学校でサッカー部に所属する青井葦人が、Jリーグ「東京シティ・エスペリオンFC」のユースチームに加入し、プロサッカー選手を目指す物語。フィールド全体を俯瞰して見る特殊な才能を持つ葦人は、ユースチームの監督・福田達也との出会いをきっかけに、FWからDFへとポジションを転向する。チームメイトとの関係を築きながら、やがてプレミアリーグでの戦いに挑戦していく。Jユースという育成年代に焦点を当て、戦術や技術の習得過程を詳細に描写している点が特徴のスポーツ漫画で、実在のサッカー用語や戦術が多く用いられるなど、現代の日本サッカー界を忠実に反映した世界観が構築されている。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」2015年6号から2025年30号まで連載。2017年に第10回「マンガ大賞」第4位、2020年に第65回「小学館漫画賞」一般向け部門を獲得。2019年7月に舞台化、2022年4月からはテレビアニメが放送された。

名探偵コナン

青山剛昌の代表作。物語は高校生探偵の新一が「黒ずくめの組織」によって、小学生の体に戻されたことから始まる。新一は「江戸川コナン」と名乗り、毛利探偵事務所を拠点に事件解決に携わる中で、FBI、CIA、公安警察なども関与する、黒ずくめの組織との対立に巻き込まれていく。そして、黒ずくめの組織にかかわりがあった明美の死、黒ずくめの組織のメンバーのベルモットとの対決、FBI捜査官の秀一の偽装死、公安警察官の零による黒ずくめの組織への潜入捜査など、重要な転換点を経て謎が謎を呼ぶ物語が展開される。本作は本格推理小説の要素を持つ少年漫画で、科学的知識や物理法則に基づくトリックと、事件の論理的な解決を特徴としている。東京の米花町を中心とした日本各地を舞台に、警察組織、FBI、CIA、公安警察といった法執行機関と、黒ずくめの組織との対立構造を基本軸としつつ、個別に発生する事件の解決を織り交ぜて進行する。また長期連載に伴い、科学技術の発展に合わせて、携帯電話の進化や防犯カメラの普及など、時代の変化も物語やトリックに反映されている。小学館「週刊少年サンデー」1994年5号から連載。2001年に第46回「小学館漫画賞」少年部門を獲得。テレビアニメが1996年1月から放送。劇場版アニメが1997年から毎年4月に公開。その他にもテレビドラマ化、ゲーム化、小説化など多数のメディアミックス展開が行われている。

古見さんは、コミュ症です。

オダトモヒトの2作目の連載作品で、ペンネームをオダトモヒトに改めてからは最初の作品となる。進学校「私立伊旦高校」を舞台に、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能でありながら、重度のコミュ症(コミュニケーションが苦手だが、人とのかかわりを持ちたくないわけではない)である古見が、「友達を100人作る」という目標に向かって奮闘する物語。古見がコミュ症であることを知った、となりの席の只野の協力を得て、古見は徐々に友人の輪を広げていく。個性的なクラスメイトたちとの交流を通じて、古見の成長と人間関係の構築が描かれる。本作は、コミュニケーションの困難さと友情の形成過程に焦点を当てた学園コメディ。古見の表情や仕草による無言の感情表現、周囲の生徒たちの誤解と実際のギャップ、筆談によるコミュニケーションなど、独自の表現手法が特徴となっている。小学館「週刊少年サンデー」2015年42号に読み切り版が掲載された後、「週刊少年サンデー」2016年25号から2025年9号にかけて連載。2022年に第67回「小学館漫画賞」少年向け部門を獲得。テレビドラマが2021年9月から放送。テレビアニメ第1期が2021年10月から、第2期が2022年4月から放送された。

ドラえもん(てんとう虫コミックス)

藤子・F・不二雄の代表作の一つ。未来からやってきたネコ型ロボットのドラえもんと、勉強も運動も苦手な冴えない小学生、のび太の日常を描いた作品。のび太の子孫であるセワシが、不幸な未来を変えるためにドラえもんを派遣するという設定で、現代日本の住宅街を舞台に展開される。ドラえもんの四次元ポケットから出る多種多様なひみつ道具が物語の中心となり、のび太の同級生である源静香(しずか)、剛田武(ジャイアン)、骨川スネ夫(スネ夫)が、重要な登場人物として物語に関わる。本作は、22世紀の未来技術を反映したひみつ道具によって巻き起こる騒動を描いた、SF生活ギャグ漫画である。ひみつ道具には時間や効果に制限があり、調子に乗ると痛い目に遭うことも多い。また、身近な生活空間を舞台にしながらも、宇宙や歴史など幅広い世界を描いている点が特徴的である。小学館「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」の1970年1月号より連載を開始。以後、小学館の学習雑誌を中心に掲載され、「小学三年生」「小学四年生」1994年9月号まで連載。1973年に第2回「日本漫画家協会賞」優秀賞、1982年に第27回「小学館漫画賞」児童部門、1997年に第1回「手塚治虫文化賞」マンガ大賞を受賞。テレビアニメ第1作が、1973年4月から1973年9月まで放送された後、第2作が1979年4月から放送。1980年3月からは劇場アニメが公開されており、複数のプラットフォームで多数のゲームタイトルが発売されている。

トリリオンゲーム

『クライング フリーマン』(原作:小池一夫)『サンクチュアリ』(原作:史村翔)他、数々のヒット作を手掛けた池上遼一の連載作品。原作は『Dr.STONE』(作画:Boichi)他で知られる稲垣理一郎で、青年誌では初連載となる。現代日本を舞台に、人心掌握術に長けた陽(ハル)とIT技術に優れた学(ガク)という対照的な青年二人が、ゼロから起業してトリリオンダラー(1兆ドル)稼ぐことを目指す物語。ハッキングコンテスト優勝を機に起業した二人は、ネットショップ運営や、ソーシャルゲーム製作など多様なビジネスに挑戦。ライバル企業「ドラゴンバンク」との買収合戦や様々な障害に直面しながら成長していく。本作は「スタートアップコミック」であり、ITベンチャー創業、資金調達、M&A、IPOなど現実のビジネス要素を取り入れたビジネス成長ストーリー。ハルのカリスマ的な交渉術とガクの技術力という対照的な能力の組み合わせにより、緊迫感のあるビジネス交渉シーンが描かれる。また、現代日本の起業環境やスタートアップ文化がリアルに描写されている点も特徴である。小学館「ビッグコミックスペリオール」2021年1号より連載。2022年に「マンガ大賞2022」第6位に選出され、2024年には第69回「小学館漫画賞」を受賞した。テレビドラマ版が、2023年7月から9月まで放送され、2025年2月には実写映画版が公開された。また、テレビアニメ化も果たし、2024年10月から2025年3月まで連続2クールで放送された。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション

代表作『おやすみプンプン』完結から、約半年後に開始された浅野いにおの連載作品。代表作の一つでもある。3年前に、突如現れた地球外からの侵略者の攻撃を受け、現在も東京上空に巨大な宇宙船が浮かぶ世界が舞台。侵略者による攻撃で甚大な被害を受けながらも、その恐怖や戦慄も日常の一部と化した「終わらなかった世界」において、高校3年の女子、門出とおんたんの日常と青春を描く。その後、大学に進学した門出とおんたんは、行方不明の元アイドル、圭太の体を乗っ取った侵略者と出会い、奇妙な共存状況を送ることになる。侵略者の正体や目的が徐々に明らかになるにつれ、登場人物たちの関係性も変化していく。本作は、ブラック・コメディの要素を持った日常系SF漫画である。地球外生命体による侵略という非日常的な設定を背景としながら、学園生活や友人関係といった日常的な要素を中心に物語が展開される。一方、侵略者の出現をきっかけに兵器産業バブルが起き、国防力を増強していく社会が描かれる。小学館「ビッグコミックスピリッツ」2014年22・23合併号から2022年13号まで連載。2021年に第66回「小学館漫画賞」一般向け部門、2022年に第25回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞。劇場アニメ化され、2024年3月に前章、同年5月に後章が公開された。

銀の匙 Silver Spoon

『鋼の錬金術師』で知られる荒川弘の、初の週刊連載作品。代表作の一つでもある。北海道の大蝦夷農業高等学校を舞台に、札幌の進学校から逃れるように農業高校に入学した八軒が、寮生活を通じて農業や畜産業の実情を学び、御影や駒場といったクラスメイトとの交流を深めていく物語。「豚丼」と名付けた、豚を育てて食肉として出荷する体験や、御影牧場での住み込みアルバイトをきっかけに、食べることの意味や農業の厳しさを理解した八軒は、仲間たちとともに成長していく。本作は、農業や畜産業という専門分野を扱った学園青春漫画である。北海道の酪農地帯における大規模な牧場経営や農業協同組合といった地域の産業構造が物語に組み込まれており、家畜の出産から屠殺(とさつ)までの過程や農業実習、学校行事を通じた人間関係の変化が詳細に描かれる。小学館「週刊少年サンデー」2011年19号から2019年52号まで連載。2012年に第5回「マンガ大賞」大賞、2013年に第58回「小学館漫画賞」少年向け部門を受賞。テレビアニメ化され、第1期が2013年7月から9月まで、第2期が2014年1月から3月まで放送された。また、実写映画化され、2014年3月に公開された。

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