マンガが図書館への入口に! 白河市立図書館と『コロコロコミック研究所』が読書推進企画を始動

2026/07/22

福島県・白河市立図書館と『コロコロコミック研究所』は、子どもたちの読書体験を広げ、図書館に親しむ「シン・読書推進プロジェクト」を展開します。

マンガを入口に図書館へ!『コミックパスポート』始動

白河市立図書館と『コロコロコミック研究所(ラボラトリー=コロラボ)』は、子どもたちの読書体験を広げる新たな取り組みとして、『コミックパスポート2026-2027』を始動しました。

『コミックパスポート』は、人気マンガの試し読みと図書館を巡るスタンプラリーを組み合わせた全128ページの冊子です。『コロコロコミック』『ちゃお』『コロコロイチバン!』『週刊少年サンデー』から『なんと!でんぢゃらすじーさん』『ケシカスくん』『ミルモでポン!にゅ~』『エレモン』『葬送のフリーレン』の人気5作品を収録。小学生から中高生まで楽しめるラインナップとなっています。

夏休み直前の2026年7月中旬から、白河市内の全小中学校へ約4000部を無償配布しました。

ブックリストやスタンプラリーで、本の世界をもっと身近に

『コミックパスポート』には、各作品の後に感想を書き込めるページや、学年別のおすすめブックリストも掲載。マンガを読むだけで終わらず、次の一冊との出会いにつながる工夫が盛り込まれています。

さらに裏表紙は白河市内4つの図書館を巡るスタンプラリーの台紙として活用、達成者には抽選で学習まんが版『日本の歴史』『世界の歴史』、『図鑑NEO』シリーズをプレゼント。マンガを読みながら図書館を巡り、本の世界を広げられる仕掛けとなっています。

出版社・自治体・図書館が連携、読書体験で地方創生

スマートフォンの普及などを背景に、子どもの「読書離れ」だけでなく、「マンガ離れ」も課題として指摘されています。そうした中、白河市立図書館では2011年の開館以来、「マンガを低俗と決めつけるのはおかしい」という考えのもと、マンガを積極的に蔵書化。現在では総蔵書の約1割にあたる約3万冊のコミックに加え、人気マンガ誌の最新号も取りそろえるなど、マンガの所蔵・貸し出しに力を入れる図書館として知られています。

しかし近年は、その「マンガの宝庫」ともいえる図書館でも、市内小中学生の年間利用率は23.4%にとどまり、子どもの来館者数の伸び悩みが課題となっていました。この状況を受け、白河市立図書館とコロラボが連携、本プロジェクトがスタートしました。

図書館の「マンガをきっかけに子どもたちに足を運んでもらいたい」という思いと、コロラボがエデュテイメント分野で培ってきた企画・発信のノウハウを生かした、今までにない地方創生の取り組みです。この企画を推進したコロラボの小林浩一所長は、次のように語ります。

「子どもたちが本を好きになるためには、『読まなければならない』ではなく、『読んでみたい』と思えるきっかけが大切です。今回の『コミックパスポート』は、図書館という学びの場とマンガの楽しさを結びつけることで、子どもたちが自然に本と出会い、読書の世界を広げる新しい挑戦です。白河市立図書館の皆さまとともに、子どもたちが『次はどんな本を読もうかな』とワクワクしながら通いたくなるような、図書館を身近な居場所にしていきたいと考えています。そして、本との出会いを通じて、子どもたちの好奇心や学びの可能性を広げるお手伝いができれば幸いです」

マンガを入口に、本との出会いを広げる。その先にあるのは、子どもたちが図書館を身近に感じ、自ら「読んでみたい」と思える読書体験です。『コロコロコミック研究所』は今後も、エンターテインメントの力を活かしながら、学びや地域とつながる取り組みを生み出していきます。

【白河市立図書館について】

福島県白河市にある公立図書館。「りぶらん」の愛称で親しまれ、約32万7千冊の蔵書を備えるほか、約3万冊のコミックを所蔵するなど、マンガを積極的に活用した図書館として知られています。ティーンズコーナーや移動図書館「ゆるりぶ」の運営など、子どもから大人まで幅広い世代が本に親しめる環境づくりにも力を入れており、地域館として表郷図書館、大信図書館、東図書館も運営しています。

公式サイト:https://library.city.shirakawa.fukushima.jp/

『コロコロコミック』の媒体資料ダウンロードはこちら:

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