年を重ねることが楽しくなる大人女性向けの情報を発信!
『8760 by postseven』大橋拓哉編集長インタビュー

2022/12/06

ターゲットのニーズを的確に捉えたテーマで読者をつかんでいます!

大橋拓哉編集長は2007年に小学館に入社。雑誌、書籍の編集にかかわる。健康、ライフスタイル、女性の生き方、介護などが主な編集テーマ。2010年よりウェブメディアの運営にかかわる。21年5月に、自ら立ち上げた『8760 by postseven』の編集長に就任。

編集長の意向でイラストで登場!

綿密なリサーチをもとにしたコンセプトでPVやUUを大幅に拡大

40〜50代の大人女性に向けて「年を重ねることが楽しくなる」情報を発信する『8760 by postseven』(読み方:ハチナナロクマル バイポストセブン)。サイト名には、1日24時間×365日の8760時間を前向きにポジティブに生きていきましょう、というメッセージが込められています。『DIETポストセブン』からのリニューアル後5か月で、リニューアル直前と比べPVは約22倍、UUは約4.5倍になり、2022年6月には2174万PV、231万UUを記録するなど、急成長中のサイトです。リニューアルで読者を大きく獲得した背景には、綿密なリサーチがありました。

「リニューアルにあたっては外部の会社と一緒にプロジェクトを組み、まず徹底した市場調査を行って、ターゲットの関心が高いテーマを探りました。さらにユーザーへのインタビューでターゲットの実像をつかみ、これらの調査をもとに<美と健康><スマートライフ>の2つをコアコンセプトにしています。<美>に関しては、見た目の美しさを追い求めるということではなく、より<健康>をベースにした、健康だからこその美しさ、また年齢にあらがうのではなく、年齢を受け入れながらどう美しさを目指すのか、ということを重視した内容に。そして<スマートライフ>は、より賢く生きる、ということで、時短レシピや収納術、資産運用などを含め、日々の暮らしをより生き生きと充実させる情報を紹介しています」

読者は、人生の後半戦をいかにポジティブに生きていくかということに関心の高い40〜50代の女性が多く、『8760』のコンセプトに見事にマッチしています。

「具体的な読者像の例としては、50代で子育てがひと段落し、自分の時間が増えて、自分のためにお金を使えるようにもなっている女性。この先の自分の人生をどう充実させていくかというところで、消費に意欲的な女性ですね。美容や健康に限らず、収納・片付けや旅行、ファッション、あとペットに対する関心も高いので、そういった記事も載せています」

記事の配信頻度は1日に3〜4本。月100本くらいが目安で、すべてオリジナル記事です。ヤフーニュースなど大手ポータルサイトにも配信しています。

「記事のタイトルは、ネットだと強く煽るようなショッキングな言葉で訴求しがちですが、ネガティブな感情を刺激するようなものは極力避けて、ポジティブさを心がけています。記事の内容についても読者の不安を煽るのではなく、必ず解決策を示す。年を重ねていくことが楽しくなるように、記事の内容もタイトルもプラスの方向に作ることを意識しています」

出版社のメディアならではのキャスティング力が強み

読者に人気なのはやはり健康関連の記事。季節ごとの健康特集はとりわけ注目度の高いコンテンツです。

「季節に合わせ、例えば冬なら、冷えや乾燥、寒い時期にかかりやすい病気などについて取り上げ、注意すべきことや予防、解消法を紹介しています。リニューアルの際のインタビュー調査でも、40〜50代女性は健康に対する関心が非常に高く、健康関連は今後一層力を入れたいコンテンツです。考えてみれば体の健康があっての美容ですし、趣味も娯楽もベースにあるのは自分の体ですからね。このほか特集には、ヘアケア特集と更年期特集というのがあって、白髪や抜け毛、薄毛などを防ぐ生活習慣や食べ物、更年期の不調への対処法などを載せていますが、この2つも読者のニーズに応えたもので、やはり人気が高いです」

ターゲットへのリサーチによる読者目線の記事作りは『8760』が得意とするところ。ネットの即応力を活かし、そのときどきの状況に合わせた、きめ細かな対応を行っています。

「サイトをリニューアルしたのがまさにコロナ禍で、先行きの見えない社会情勢から、老後資金への不安や投資に対する関心が高まっていることが、やはりインタビュー調査でわかり、そこでマネーの企画を充実させました。あと美容についても、コロナの感染拡大時にはマスクをつけた状態でのケア、感染が収まってきたら、マスクを外したときにきれいな肌でいられるためのケアと、状況に応じて切り口を変えています。サイト全体としても、ニュースを日々意識しながら、読者の関心が変わっていくのに合わせ、記事作りをしています」

基本的に、記事にはすべて専門家の監修をつけており、読者から『信頼できる』という評価を受けています。医師や薬剤師、管理栄養士、料理研究家、美容家、ファイナンシャルプランナーなど各分野の専門家、および女優やタレント、インスタグラマーなど、幅広いジャンルで確かなキャスティングができることは『8760』の大きな強みです。

「出版社のWEBメディアということで、専門家への取材は長年の実績がありますし、パイプのある芸能事務所なども多く、キャスティング力には自信を持っています。タイアップ企画に関してもキャスティング力を活かして、訴求効果が上げられると思います」

『8760』のタイアップは、PV保証のメニューが多く、また、独自のものとして、4回連載のパッケージタイアップがあります。

「これまでのタイアップでは保証PVを大きく上回っていることが多いです。もともとPV数は大人女性向けのライフスタイルサイトの中でトップクラスですし、編集力や見せ方で読者を惹きつける自信があります。また、4回連載パッケージは単に4回載せるということではなく、毎回違う形で見せられるという点が特長です。例えば1回目はストレートな商品紹介、2回目はイラストで見せる、3回目はタレントを起用するなど、毎回違うアプローチの仕方で商品を訴求できます。それにもやはり、こちらの編集力が活かせると思います」

今後の展望としては、車に関する記事を増やしていきたいと大橋編集長。

「これもリサーチでわかったことですが、40〜50代の女性で車に関心を持っている人が結構いて、夫が車を持っているけど自分の車が欲しいなど、意外に車に対するニーズがあるんです。一方で、車の記事を紹介している40〜50代女性向けのサイトはほとんどなく、載せる価値がありますし、日々をポジティブに過ごすというサイトのコンセプトにも合っていますから、車の記事を増やしていこうと。モータージャーナリストの方などに取材して、車の選び方や、おすすめのドライブ先、旅行先など、車の楽しみ方を伝えていきたいと思っています」

そして、会員組織を充実させることにも力を注ぎたいとのこと。

「2022年10月に『8760メンバーズ』という会員組織を作りました。現段階では、アンケートをとったり、プレゼント情報の提供をしたりと活動は限定的ですが、いずれは会員を集めたイベントなどもやっていきたいです。まずは会員数をもっと増やしていき、アンケートをより充実させて、読者のリアルな声を記事に反映させたいですね」

コロナ禍で家にいる時間が増えたことで、週末は料理をするようになったという大橋編集長。最初は料理本のレシピ通りに材料を揃え、きっちり量っていたのが、慣れるに従い、ほかのもので代用したり、目分量で作れるようになって楽しくなってきたとのこと。料理で気分をリフレッシュしながら、読者の暮らしをレベルアップする記事作りに意欲を燃やしています。

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